:大幅リニューアルで下條アトムが降板
タレントが海外でホームステイする人気番組「世界ウルルン滞在記」(TBS、日曜後10・00)が、4月15日から大幅リニューアルされることになった。ナレーションはユニークな語り口で人気だった下條アトム(60)から、俳優の松尾スズキ(44)に引き継がれ、タイトルも「世界ウルルン滞在記ルネサンス」に変更。“ニュー・ウルルン”のスタートだ。
「出会ウ」「見ル」「泊まル」「体験(たいけン)」をコンセプトとして、95年4月から12年間続いてきた長寿番組の「ウルルン」。タレントらの涙あり、笑いありの海外生活を彩ってきたのが「出会ったぁ~」などでおなじみの下條の個性あふれるナレーションだ。
今回丸12年を迎え番組を大幅リニューアルするにあたり、白羽の矢が立ったのが舞台や映画で活躍する松尾で、番組の石原徹プロデューサーは「VTRをより興味深く見ていただくために、多彩な声を持ち、若い人にも人気のある松尾さんにお願いしました」と説明。「下條さんは温かみのある声ですが、松尾さんはぶっきらぼうだけど味のある声。印象がガラッと変わります」と語っている。松尾はプロフィルの特技に「ナレーション」と書くほどの“ナレーション好き”で、新たな「ウルルン」の世界を作りあげる。
また、主題歌は中島みゆき(55)の書き下ろし曲「一期一会」。書き下ろしによる新曲は03年の「銀の龍の背に乗って」以来4年ぶりで、中島は「ウルルンは私にとっては新ジャンルですが“面白い組み合わせを発案なさるのねぇ”と、楽しく驚きました」と番組をイメージしての新曲。主題歌以外にもエンディングや挿入テーマもすべて手掛ける豪華版だ。
スポーツニッポン 2007年4月4日
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